まだまだ青臭い10代の頃、1990年代当時の周りの友人や知り合い達は、暴走族やチーマーなどに興味を持って悪羅悪羅してたり、スラムダンクなどの影響でスポーツに打ち込んでいたり、彼女作って童貞捨ててたりしていましたが、そのどれにも属していない自分はただ空気吸って生きているだけでした。
ネットも無かったので情報は本やテレビなどから得るしかなく、古本屋で立ち読み12時間の世界記録保持者だったので古本屋にはよく行っていました。
いつものように、マンガコミック見て、新しいのが入っていなかったので、小説のコーナーに向かい、侍系か忍者系を買うか悩んでいました。
棚に目を向けると、全然忍者系じゃないタイトルの本が紛れているではありませんか! 立ち読み12時間の世界記録保持者としては許せない事だったので、元のコーナーに戻そうと、本を手に取り持っていこうとしてタイトル変だなとか思ってペラペラ見たのが
内容は次の機会に書こうと思いますが、何も考えず目標も無く草食って生きていた若者を奮い立たせる本という事は確実です。
この本を読んでカンボジアという国、アンコールワット遺跡、クメール人の事を知りました。
そこからは、怒涛の如く、まずは戦争写真家達を知り、そして蔵前仁一さん達世界中で沈没している旅行者達を知るまであっという間でした。
なぜ戦争写真家と旅行者までがあっという間というと、その古本屋のコーナーが隣同士で見ただけっすw
だらだら生きてた人間が目標を持つと早くて、戦争写真家はハードル高いにしても世界旅行は行けると思い東南アジアを巡るのを決意。
ただ、その旅の一番の目的はアンコールワットが見たいそれが優先順位一番。
それでは昔と今のアンコールワットを紹介できたらと思います。
あくまでも参考情報です、ご注意ください
ネタバレなど含みます、完全なる個人の見解です

カンボジア王国
Kingdom of Cambodia កម្ពុជា
- 面積:18.1万㎢ (約日本の半分)
- 人口:1513万人
- 首都:プノンペン
- 日本との時差:-2時間
- 通貨:リエル(100円=約3654リエル)
- 電気:220/110ボルト 50Hz
入国してすぐは、赤い土とメコン川って印象でしたが、ビーチもあって日本企業も来てるしこれから発展凄いんじゃないかなって思っていました。
プノンペンとシェムリアプだけでしたね、発展していたのは。
他は最高の農村地帯&地雷地帯でした。
長い長いポルポトによる内戦によって地雷だらけになっても、生き残った国民は諦めずに復興しました。
シアヌークビルのビクトリービーチは最高です。
シェムリアプ
Siem reap ក្រុងសៀមរាប
アンコール遺跡を巡る拠点となる街が、シェムリアプという結構でかい街です。
高級ホテルから安宿までなーんでもあります。
シーズンとか関係なくずっと旅行者がいる感じですね。
結構長期滞在者がいっぱいいるし、日本人向けの宿も何件かあります。日本人宿ってやつですね。
首都プノンペンから北西に250㎞くらいの場所にあり、交通はバスが主で毎日いたるところからいろんな方向に出発しています。
飛行機も一日に4本くらいプノンペンと往復していて便利。
他にもバンコク行も5本くらい、ハノイ行も5本くらい飛んでいます。
ザッツ観光地、もちろん夜の歓楽街もあります。
飛行機利用者は空港からはちょっと離れているので、タクシーかバイタクで移動ですね。
バスでの移動の人はビックリするくらいの道の途中で降ろされたりすることもありますが、大体簡易バスターミナルみたいな所で降ろされて宿の客引きの大群に襲われて消えていくって感じです。
自分達は、タイでビザを取らなければ入国できなかったので、バンコクでビザ取って、街のバス会社で快適にシェムリアプまで行けるって書いてあったのでそこで予約をし、タイ側の国境の街アランヤプラテートまで冷房効いたバスで国境わたり、カンボジア側の国境の街ポイペットで冷房無しのバスに乗り換えさせられて、シソボンって知らない街で屋根なしのただのトラックの荷台に現地の人達と犬とニワトリと一緒に乗せられて6時間くらい揺られて着いたのでヘロヘロで街に放り出されて、客引きに言われるがまま宿決めた記憶がありますw
HELLOゲストハウス、まだあるかな~。タイガーって面白い奴がいたなー。
アンコールワット遺跡群ってとんでもなく広くて、とてもじゃないですが歩いては見れません。
3日くらいかけてゆっくり見るのが推奨されてますね。
大体タクシーかバイタクを3日間チャーターして周るって感じでした。
自分たちは3日間バイタクをチャーターして15$くらいでした、値切りましたw
日本の免許証があればバイク運転できたので、自分で運転も楽しいのではないですかね、チャリで5日間くらいかけて見てる人もいました。
アンコールワット
Angkor Wat ប្រាសាទអង្គរវត្ត

いまだに謎なのが、9世紀頃、アンコール遺跡群という東京23区くらいの大きさの遺跡群を密林にアンコール王朝が建造したのか解明されていないんですよ。諸説あってまとまってないんですよね。
これだけでも見に行きたくなりますよね。
1992年に世界遺産に登録されるまで内戦の影響もあり、結構ほったらかしでボロボロでした。
今は修復始まっています。日本人の方達もたくさん作業されているようです。
しかし、こんな綺麗に現存している遺跡群が何故作られたか分かってないって…いいすよね。
好きです、そういうの。オーパーツとか謎大好き。

アンコールワット遺跡群を紹介するときに外せないのが上の写真の様な細かい彫刻です。
なんだか、物語になっているように見えてきます。
崩壊が進んでいますが、とても綺麗で太陽のあたり方で見え方も変わってくるので一日中居れます。
自分は、シンメトリー好きで、タージマハルとか好きなんすけど、1000年以上前に作られて結構シンメトリーなんですよアンコールワットってボロボロなんですけどシンメトリー。崩れちゃってるけどシンメトリー。哀愁あるんすよね。
自分が初めてアンコールワットを見た時は、期待が凄すぎちゃってガッカリしちゃうんじゃないかなとか一瞬思ったんですけど、5倍くらい越えてきて朝焼けに映し出されたアンコールワットを見て涙出ました。ずっと見たかった景色を見れて嬉しかったし、タイからアンコールワットまで結構大変だったのも加味されて5倍になって涙出たんですかねw
全人類に見に行って欲しいですね。
ちなみに、アンコールワットは東向きでアンコールトムなど他の遺跡群は西向きなので、アンコールワットは午後に撮って他は午前中に撮るのがおすすめです。

地雷とか当時はまだまだあって危ない所も結構あったんですが、遺跡群を歩いているとひょっこりこういう少年少女が現れて絵葉書買ってくれって言いに来てました。もちろん金は無いけど全部買いましたw

アンコール遺跡群見て少年達と泳いで、カラッと揚がった虫食って、生っぽい虫食って、帰った日の一枚です。
アンコールワット以外の遺跡

有名な顔のある遺跡ですね、実はアンコールワットよりもデカいです。
中心にバイヨン寺院があってそこを中心に王宮などがあります。
広いので、見ごたえたっぷりですよ、熱中症注意です!

アンコールトムにも素晴らしい彫刻が沢山あるのでアンコールワットでお腹一杯にならずにしてくださいね。
他の遺跡は
- タ・プローム/Ta prohm:人気の所ですね。巨大な木が遺跡に覆いかぶさっている様に生えている、ラピュタみたいです。
- バンテアイ・クデイ/Banteay kdei:崩れちゃってます。廃墟感たっぷりです。
- タ・ケオ/Ta keo:途中で建築が終わっちゃってる遺跡で、森の中にあります。
- スラ・スラン/Sras srang:沐浴の池って意味の遺跡。ポツンと真ん中になんかあったような。
- プリア・カン/Preah khan:カッコいい意味だったから覚えています、聖なる剣。遺跡は覚えてません。
- ベン・メリア/Beng mealea:すんごく遠かったけど発見されたまんまで手を付けられてなくて一番圧倒的にラピュタです。5$
- バンテアイ・スレイ/Banteay srei:一番綺麗なまんま現存していた気がします。住めそうでした。女神の像が有名。
などなど。
もっともっとあるので見ごたえたっぷりです。
ちょっといいですか、アンコール遺跡は無料ですか?
んなわけないっす、1日券37$3日券62$7日券72$っすよ。

ちなみに、1日券は購入日のみ使用可で、3日券は購入日から10日以内のどこか3日で使用可で、7日券は購入日から1か月の間のどこか7日で使えるっすよ。しかも11歳以下の子供は無料っす。


食事はどういったものが食べれますか?
なんでもありやす。クメール料理出すところもアメリカンなバーガー出すところも中華なの出すところも日本食出すところも何でもあるって感じっすね。庶民的なの味わいたい感じなら、オールドマーケットあたりのモールがいいかもっす。


服装はどんなのがいいんかいの?
基本的にはデブにはきついっすね、暑いっす。半袖短パンが基本で朝晩冷えるときに薄手の羽織るものって感じすかね。乾季は赤土の埃で真っ赤っか、雨季は湿気で気が滅入り、道路は水で溢れてるって感じっす。

トイレも流さずにゴミ箱捨てるタイプっす。日本と比べて不便なこと多いっすけど、不便を楽しめるっつうか、不自由攻略しなくちゃ自由にはなれないっつうか……またすぐにでも行きたいっすね。

現在のアンコールワットの状況
現在は大規模修復作業が始まっていて2021年末くらいまで、西参道の工事で参道は通れず、参道脇の池に浮橋を作って観光客に通っていただいてる状況だそうです。
綺麗なアンコールワットを待ちましょう。
カンボジア入国もコロナにより厳しい制限が続いている様です。
航空会社も10月31日まで直行便並びにベトナム経由便も運航休止しています。
現在もアンコールワット遺跡群はクローズ中らしいので、コロナの無くなった世界で綺麗に修復されたアンコールワットを見れる様に毎日過ごしていきたいと思います。
せめて動画で行った気になれるように
人智を超えた遺跡群、アンコールワット遺跡群
こちらからは以上です。