【バイブル考察⑭】『柔道部物語』を語らせろ!金メダリストも憧れた背負い投げと「セッキョー」の実話まで徹底考察【ネタバレあり】
はじめに──もう1冊のバイブル、開帳です ども、バンブークエストっす。 前回の『帯をギュッとね!』で、俺はひとつ白状しました。中学で柔道部に入ったのは、2つの漫画に背中を押されたから。そして、もう1冊については「それはまた、別のクエストで」と、はぐらかしました。 はい、その別のクエストが今回です。もう1冊のバイブル、小林まこと先生の『柔道部物語』。 吹奏楽部に入るつもりだった文化系の新入生が、先輩の甘い勧誘にだまされて柔道部へ。待っていたのは坊主頭と、きついしごきと、謎の伝統行事「セッキョー」。それでも少 ...
【バイブル考察⑬】『帯をギュッとね!』を語らせろ!部員全員1年生の柔道部が日本一へ。幻の技「山嵐」の実話まで徹底考察【ネタバレあり】
はじめに──帯を締め直して、青春の畳へ ども、バンブークエストっす。 前回の『最果てのパラディン』では、骸骨とミイラと幽霊に育てられた少年と一緒に、剣と誓いの世界を旅しました。今回は一気に現実へ戻ります。舞台は静岡県。浜松の地名がちりばめられた、架空の県立高校の畳の上です。 河合克敏先生の『帯をギュッとね!』。 柔道部のない高校に入学した5人の1年生が、自分たちで柔道部を作り、日本一を目指す。あらすじだけ聞くと、ど直球のスポ根です。でもこの作品に掲げられていた看板は「NEW WAVE JUDO COMIC ...
【バイブル考察⑫】『最果てのパラディン』を語らせろ!骸骨とミイラと幽霊に育てられた少年の「生き直し」と名前の元ネタを徹底考察【ネタバレあり】
柳野かなた『最果てのパラディン』を徹底考察。登場人物、名場面BEST5、パラディンやトールキン、北欧神話につながる名前の元ネタ、アニメ第1期と第2期『鉄錆の山の王』、妄想キャスティングまで語ります。
【雷雷雷考察】最新第53話までネタバレ深掘り|奪われた英雄の心臓と「デーモンコア」の意味
ヨシアキ『雷雷雷』を最新第53話までネタバレ考察。アルデバラン(ベン)の正体、奪われた英雄アツコの心臓、デーモンコアを移植するキャスパー、人間兵器部隊WEAPONS、今後の展開予想まで語ります。
【バイブル考察⑪】『プラネテス』を語らせろ!宇宙ごみ問題のリアルからヴィンランド・サガへの道まで、全4巻を徹底考察【ネタバレあり】
はじめに──宇宙のゴミ拾いが、いちばん泣ける ども、バンブークエストっす。 前回の『シティーハンター』では、新宿駅の伝言板に書かれる「XYZ」の話をしました。もう後がない人のSOSです。今回はそこからずっと上へ。誰も見上げない地球の軌道で、黙々とゴミを拾う人たちの物語です。 幸村誠先生の『プラネテス』。 舞台は2070年代。月でヘリウム3が掘られ、宇宙が当たり前の職場になった時代です。主人公たちの仕事は、英雄的な宇宙飛行士ではありません。軌道上に散らばるスペースデブリ(宇宙ごみ)の回収。いわば「宇宙のゴミ ...
【バイブル考察⑩】『シティーハンター』を語らせろ!XYZの元ネタから歴代実写版まで、40周年の名作を徹底考察【ネタバレあり】
はじめに──新宿駅の伝言板に「XYZ」と書きたくなった人へ ども、バンブークエストっす。 前回の『孔雀王』の記事で、妄想キャスティングをやりました。孔雀役に選んだのは鈴木亮平さん。理由は「Netflix映画『シティーハンター』で冴羽獠を演じた人だから」。書きながら、ふと思ったんです。……これ、次は本家を語るしかないだろ、と。 しかも調べてみたら、『孔雀王』と『シティーハンター』は同じ1985年生まれ。片や週刊ヤングジャンプ、片や週刊少年ジャンプ。同じ年に、同じ集英社の雑誌で、漫画史に残る男たちが走り出して ...
【バイブル考察⑨】『孔雀王』を語らせろ!九字の元ネタから実写版キャストまで、全55巻を徹底考察【ネタバレあり】
はじめに──「臨・兵・闘・者……」、指を組んだことがある人へ ども、バンブークエストっす。 前回の『童夢』で、超能力漫画の源流をたどりました。そうなると、どうしても語りたくなる「もう一つの源流」があるんす。 密教、退魔、そして九字。荻野真先生の『孔雀王』です。 『孔雀王』って聞いただけで、両手の指が勝手に印を結び始めます!!!(臨・兵・闘・者……電車の中ではやめておきます。46歳なんで) 連載開始は1985年、週刊ヤングジャンプ。裏高野の退魔師・孔雀が、闇の勢力・六道衆と戦う物語です。本編17巻に続編を重 ...
【バイブル考察⑧】大友克洋『童夢』を語らせろ!──団地で起きる超能力戦、『AKIRA』と『イノセンツ』に受け継がれた「見えない力」の原点
はじめに──団地の公園で、音もなく世界が壊れる漫画っす ども、バンブークエストっす。 前回の『PSYREN―サイレン―』で、都市伝説と超能力の話をたっぷりしました。その流れで『超人X』まで追いかけていたら、どうしても戻りたくなったんす。超能力漫画の「源流」に。 というわけで、バイブル考察⑧は大友克洋先生の『童夢』です。 『童夢』って聞いただけで、団地の公園のブランコがキィ……と鳴る音が聞こえます!!!(幻聴っす。46歳なんで) 舞台は、どこにでもあるマンモス団地。そこで、老人と少女がたった二人で戦う。派手 ...
【超人X考察】いま最高潮!最新話までを細かく深掘り|石田スイが描く「超人になる」ことの意味
はじめに──『超人X』、いま一番「化けてる」漫画っす ども、バンブークエストっす。 ラグナ、キートン、ターちゃん、狂四郎、PSYRENと走ってきて、次に何を書くか。答えは最初から決まってました。 石田スイ先生の『超人X』っす。 『東京喰種トーキョーグール』で世界を獲った作家が、2021年5月10日から「となりのヤングジャンプ」で描いている超人バトル漫画。単行本は2026年9月17日発売の17巻まで出ていて、Web連載は第78話①(10月10日公開)まで進んでいます。 で、これがいま、とんでもなく面白い。 ...
【バイブル考察⑦】『PSYREN―サイレン―』を語らせろ!──都市伝説から始まる未来改変バトル、15年越しのアニメ化に寄せて
はじめに──公衆電話が鳴ったら、それは「サイレン」からの招待状っす ども、バンブークエストっす。 徳弘正也先生の二本柱(ターちゃん、狂四郎)を語り終えて、次は何にしようかと思ってたら……鳴りました。電話が。 2026年10月5日、『PSYREN―サイレン―』のTVアニメが始まりました。連載完結から約15年。しかも物語の完結までアニメ化されるという、ファンにとっては夢みたいな発表付きっす。 「助けて」 そう言葉を残して、雨宮桜子は姿を消した。この一行でゾクッとした人、もうこの先読まなくていいっす。仲間っす。 ...