【ラグナクリムゾン】クリムゾン徹底考察:策士・裏切り者・共犯者としての核心
関係者の皆様、画像使用・内容に問題がある場合はご連絡ください。速やかに対応します。 ※ここから先はネタバレを含みます はじめに:クリムゾンという物語装置 クリムゾンは「竜を皆殺しにする」という目的でラグナと利害一致の同盟を結ぶ、元・翼の血族の王格(“Winged Monarch”)にして竜側からの裏切り者。この「出自=竜/現立場=人類側」という反転が、物語の緊張を常に作ってきた。公式情報として、元・翼の血族の長で竜神への叛逆者、そして自らも含め竜の全滅を志願する存在であることが明言されている。 クリムゾン ...
ラグナクリムゾン「ラグナ」をいまさら考察:弱者をやめた少年が、銀気で世界の物理と運命を止めにいく話
関係者の皆様、画像使用・内容に問題がある場合はご連絡ください。速やかに対応します。 ※ここから先はネタバレを含みます ラグナは「かわいそう」から卒業した 最初期のラグナは、自分を厄災を呼ぶ凡人と決めつけた自己卑下の固まりだった。だが、未来の自分に叩きつけられる「このままだと全部失うぞ」という絶望の予告編を受信した瞬間、彼は弱者の特権(諦める自由)を捨てる。以後のラグナは、才能がないなら倫理で殴る、の人だ。その倫理の拳に巻き付いているのが銀気(ぎんき)――世界を変える力を止める力で、作中では「凍力」を伴い竜 ...
【最近読んで面白かった漫画】『テンガ転生 -おねショタエルフと過ごす倫理不要の異世界ライフ—』――モテは仕様、でも愛は運用。
はじめに:転生チートより呼吸が大事 タイトルは攻め気味だが、中身は読者の呼吸に寄り添ってくる。大見武士『テンガ転生 -おねショタエルフと過ごす倫理不要の異世界ライフ—』は、転生×モテ×コメディの王道を踏みつつ、笑いのあとに半拍だけ余韻を残す設計が心地よい。掲載・配信は少年画報社/Piccomaで、誌面は月刊ヤングキングアワーズGH系譜。ジャンル属性はファンタジー/青年マンガ/オトナ向け/チート能力/転生/コメディが並ぶ。まずは公式ページの導線を置いておく。ピッコマ|無料漫画・小説、新作コミックが毎日楽しめ ...
はじめに:評価って誰の物差しで測ってる? この作品、まずタイトルで息切れする。けど中身は息が合う。国中の笑い者にされた素材採取担当・ロイドが、パワハラ幼馴染の天才錬金術師ルビーと縁を切り、辺境へ移住して“自分のリズム”を取り戻していく物語。要は「評価軸のリプレース」だ。組織のKPIがズレていると、宝石も“ゼロ”に見える。そのズレ直しが、静かに気持ちいい。作品クレジットは原作:狐御前、作画:西岡知三、キャラクター原案:NOCO。レーベルはKADOKAWAの「ドラドラふらっと♭」。公式の作品紹介・更新情報はコ ...
銀器姫スターリア・レーゼ徹底考察:カリスマと気で戦場を編む少女王
レーゼ王国第二王女にして銀装兵団の団長――通称「銀器姫」。スターリア・レーゼは、『ラグナクリムゾン』の戦場において、武の才・統率力・工芸的センスを兼ね備えた稀少な総合点リーダーだ。生まれつき両腕を持たない彼女は、星光の眼で気を捉え、念動で銀器を含む物体を自在に操る。若年での連戦連勝、兵団運用の妙、そして物語上の「死と再起」。本稿では一次情報に基づき、人物像・能力・主要エピソードを整理し、歴史上の類似人物と比較してスターリア像の核を浮かび上がらせる。 関係者の皆様、画像使用・内容に問題がある場合はご連絡くだ ...
【ラグナクリムゾン】雷を握る武人「ウォルテカムイ」徹底深掘り
「速い・重い・痛い」を上品にやってのける竜 速さは暴力の最短距離だ。『ラグナクリムゾン』における速さの権化がウォルテカムイ。肩書は翼の血族・第二位階、竜種は雷爪竜。公式紹介も超常的なスピードで雷を操る上位竜と端的だが、実際の戦いっぷりは想像のさらに上。間合いを作り、主導権を奪い、撤退まで速い。速さの三拍子が揃った武人である。 関係者の皆様、画像使用・内容に問題がある場合はご連絡ください。速やかに対応します。 ※ここから先は軽いネタバレを含みます 世界観の下ごしらえ プロフィール——人→竜の境界を飛び越えた ...
【ラグナクリムゾン】最古最強の「第二位階」—機竜グレスト・ノヴァク徹底深掘り
関係者の皆様、画像使用・内容に問題がある場合はご連絡ください。速やかに対応します。 ※ここから先は軽いネタバレを含みます 「最古で最強、なのに第二位階」というおいしい矛盾 最古で最強なのに第二位。この肩書、理屈の前にまず語感で勝っている。しかも竜名は機竜。中身は神話級の化物、外装は近代兵器の取説。グレスト・ノヴァク(以下、グレスト)は骨の血族・第二位として生き延びた唯一の竜で、現在は眼の王シグマリオの「秘書兼ボディーガード(日本での偽名は桐生)」という働き方改革の最前線にいる竜でもある。 世界観の基礎(5 ...
今日は「うちがキングダム」を全力推薦。日本を揺るがす、我が家の独立奮闘記。父、私、弟の三人で地方移住――その続きに待っていたのは、訳あって王女を名乗ることになった高校一年生ミキの、生活と政治と家族のごった煮だった。舞台はビッコミ(小学館の青年誌横断Webサイト)。第1話から説明できるのに言葉にしたくない面倒くささが、妙に生々しい。 関係者の皆様、画像使用・内容に問題がある場合はご連絡ください。速やかに対応します。 ※ここから先は軽いネタバレを含みます まず一言レビュー 「国」は地図に描くより先に、生活習慣 ...
今日は「来見沢善彦の愚行」を全力推薦。昭和の少年漫画界。ヒットの残響が長すぎる男が、次を描けないまま足元を取られていく。若い原稿に出会ってしまったとき、尊敬と嫉妬と自己否定が同時に立つ――あの胃の奥のざわざわを、見開き一発で思い出させる導入だ。連載は少年ジャンプ+、毎週土曜更新。 関係者の皆様、画像使用・内容に問題がある場合はご連絡ください。速やかに対応します。 ※きっとネタバレを含みます まず一言レビュー 成功の影は長い。光をくれたはずの過去が、次の線を引く手を震わせる。「愚行」は逃避でも決壊でもなく、 ...
最近読んだ面白かった漫画「あのとき助けていただいたモンスター娘です。 異世界おっさん教師 突然のモテ期に困惑する」
今日は「あのとき助けていただいたモンスター娘です。 異世界おっさん教師 突然のモテ期に困惑する」を全力推薦。初めて記事を書いたときのワクワクを、そのまま胸に戻してくれる。おちぶれたおっさん教師ワシオと、かつて助けられたモンスター娘が学園で再会。年の差ラブコメ?の甘さと、ダンジョンや〈幽霊塔〉での実戦の手触りが噛み合い、利害の一致が育つ工程がとにかく気持ちいい。連載はGANMA!、更新は隔週木曜。(GANMA!(ガンマ)) 関係者の皆様、画像使用、内容に問題があるようでしたら連絡いただければ消去いたします ...